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日本一の兵「幸村」

幸村について

真田幸村肖像画

1567年(永禄十年)、武田氏に仕える信濃国上田城主真田昌幸に、二人目の男の子が誕生します。

これが後の真田幸村です。

※真田幸村画像:上田市立博物館蔵

幸村の旗印『六文銭』

幸村の旗印が『六文銭』なのはどうしてなのかな?

1582年(天正十年)、武田勢は、天目山の戦に破れ、昌幸の軍も上田城に引き返すことになりました。
その途中で、四万余の北条軍に遭遇してしまったのです。

真田昌幸の軍はわずか三百、思案に暮れる昌幸に当時15才の幸村がある考えを申し出ます。

幸村は六本の無紋の旗に、北条方の武将松田尾張守の旗印「永楽通宝」を描いて兵に持たせ、軍を六隊に分けて闇討ちをかけました。
北条方は味方の松田が謀反を起こしたと勘違いし大混乱。
それに紛れて真田勢は無事上田城に帰り着くのです。

こうして、幸村は誰もが知る英雄の旗印「六文銭」を持つことになったのです。

六文銭

これが幸村の初陣だったんだよ。

真田親子の関ヶ原の戦い

なぜ真田親子が九度山で暮らすようになったの?

天目山の戦の後、真田氏は徳川氏に仕えましたが、北条氏との和睦の件で家康と対立、昌幸の長子信幸は徳川氏側に残りましたが、昌幸と幸村は豊臣秀吉に仕えることになります。

1600年(慶長5年)、天下分け目の関ケ原の合戦で幸村は父と共に西軍に加わり、上田城にあって徳川秀忠の西上を阻止し、秀忠は関ヶ原の戦いに間に合いませんでした。

しかし西軍は敗退。昌幸・幸村父子は死罪に処せられるところでしたが、東軍についていた兄信之と本多忠勝の嘆願により、家康から高野山蟄居を命じられます。

これに従って同年10月9日、昌幸・幸村父子は真田家の菩提寺である高野山蓮華定院に身を寄せました。昌幸53才、幸村33才の時のことでした。

高野山蓮華定院に身を寄せて間もなく、妻子との生活を許された昌幸・幸村父子は、その年の冬に庵を九度山に移しました。

庵の跡地に建つのが善名称院(ぜんみょうしょういん)真田庵なんだ。
真田庵

九度山での隠棲生活

九度山ではどんな生活を送っていたのかな?

信之からの仕送りに頼って生活を送っていたようです。

兵術や天文を学んだり、一子大助(幸昌)と共に紀ノ川で水練を試みるなど、将来に備えての訓練も怠りませんでした。

また、資金集めと、世の中の情勢を探るために丈夫な「真田紐」を編み、家来に諸国を売り歩かせたとも伝えられています。

真田庵には、幸村が屋敷に落ちた雷をとりおさえて封じたと言い伝えられている井戸「雷封じの井」が残っているよ。
雷封じの井

九度山には、幸村のために真田十勇士が集まったという伝説があるよ。

残念だけど、昌幸は、九度山にやってきて11年、65才で病気で亡くなるんだ。
幸村は昌幸を弔い供養塔を建立しているよ

決戦の地・大坂城へ

秀吉の恩義に報いるため、14年暮らした九度山から大坂城へ

時は流れて1614年(慶長19年)春、豊臣秀頼の使者が幸村の庵を訪れ、徳川家を滅ぼすための協力を申し出ます。

幸村は大助と共に地元の人々の協力も得て14年暮らした九度山を後にします。

大坂冬の陣が始まる時、幸村は、隊の軍装を「赤備え」に決めて、具足、旗差物などあらゆる武具を朱塗りにしたんだ。戦場で目立つ赤で隊の”結束”と”武勇”を示そうとしたんだよ。

大坂冬の陣では、大坂城南側の最も重要な地点に出丸を築き空堀をめぐらせ、敵を迎え討ちます。これが『真田丸』なんだ。

戦術を尽くして徳川軍を悩ませ、一旦は和睦が成立したものの、大坂城の本丸を残して真田丸も含まれる外堀を埋めるというのが和睦の条件でした。

大坂夏の陣図屏風右隻 大坂城天守閣蔵
※大坂夏の陣図屏風右隻 大坂城天守閣蔵

甲冑

翌年夏の陣が起こります。大坂城は和睦中に外堀を埋められて守りもままならず、兵士たちの気力も限界に達していました。

幸村は決死の覚悟で家康に狙いを定め一丸となって突撃します。
その勢いはあわや本陣に迫るかという凄まじさで、家康に死をも覚悟させます。

しかし茶臼山附近での激戦の末、幸村は壮烈な最期を遂げました。享年49才でした。

「幸村の戦いぶりは敵ながらあっぱれであった。」とかの家康に言わしめた幸村の武勇伝は、後世に語り継がれることとなったのです。

真田軍の勇敢な戦いぶりは
「真田日本一の兵」
と武名天下にとどろく

大坂の陣で幸村に心を動かされた島津家久が故郷への手紙で「日本一の兵(ひのもといちのつわもの)」と幸村を讃えたんだ。

戦国時代最後のヒーロー真田幸村は、いろいろな伝説や物語で語り伝えられて、ぼくたちの心の中に生き続けているんだね。

最終更新日:2017215
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